← 第8号
第2記事・パラグアイ × ブラジル・全6記事中2記事目

ブラジルとの産業統合

パラグアイ・ブラジル博覧会が示す次の商流

貿易、マキラ、物流を『一つの供給網』として読めるか。

パラくん
パラくん
ブラジルは『売る相手』なの? それとも『一緒に作る相手』なの?
インサイト博士
インサイト博士
どちらでもあるのじゃ。輸出先としてだけでなく、設備・部材の供給元としても大きい。だから国境を越えた工程全体を見る必要がある。
01・輸出と調達

ブラジルは輸出先であり、供給元でもある

パラグアイ中央銀行の2026年1〜7月統計では、登録輸出のうちブラジル向けが19億9,510万米ドルで25.3%、登録輸入ではブラジルからが23億9,190万米ドルで21.3%を占めました。

この二つは母集団が違うため、単純に差し引いて二国間収支として読むことはできません。重要なのは、ブラジルが販売市場と調達先の双方で大きな位置を占めるということです。企業には、どの部材をどこから調達し、どの工程をパラグアイ側で行い、どの市場へ販売するのかという供給網全体の設計が必要です。

25.3%登録輸出のブラジル向け比率19億9,510万米ドル・2026年1〜7月
21.3%登録輸入のブラジル比率23億9,190万米ドル・2026年1〜7月
読み方のルール:25.3%と21.3%は別の母集団です。同じ指標として差し引きません。
02・輸出型製造

マキラでは、ブラジルとの接続がさらに鮮明になる

2026年1〜7月のマキラ輸出は8億5,870万米ドルで、前年同期比32.1%増でした。仕向地ではブラジルが61.4%を占めています。

61.4%はパラグアイ全輸出に占めるブラジル比率ではなく、マキラ輸出の仕向地構成です。マキラは事業を自動的に成功させる仕組みではありません。顧客、原材料、工程、物流、人材、品質、原産地などを組み合わせて採算が成立するかを確認する必要があります。

8億5,870万米ドルマキラ輸出2026年1〜7月・前年同期比32.1%増
61.4%マキラ輸出の仕向地構成ブラジル向け
出典メモ
第8号 第2記事 承認版1.0をウェブ向けに再構成。主要一次資料:パラグアイ中央銀行、パラグアイ産業商業省、パラグアイ・ブラジル商工会議所、国家税務当局等。未確定の出展企業構成や物流効果は更新時に最新情報を再確認します。